パウダー加工(粉骨サービス)
パウダー加工(粉骨サービス)
粉骨とは?
粉骨とは、ペットちゃんのご遺骨を専用の機械で細かく粉砕し、さらさらとしたパウダー状に加工することをいいます。この加工により、骨壷の容量はおおよそ1/3〜1/4程度にまで小さくなります。
現在、日本のペット火葬では火葬後に粉骨まで行うケースはまだ少数ですが、アメリカなどの海外では9割以上が火葬と同時に粉骨まで行われていると言われています。
- ご遺骨を手元で大切に供養する「手元供養」
- お気に入りの場所などへ還す「散骨」
といった供養のかたちを選ばれるご家族様が増えており、それに伴い粉骨をご希望される方も年々増加しています。

粉骨する
5つのメリット
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Merit1 より「身近なかたち」で
供養ができるペットのご遺骨は法的な制約がないため、ご自宅で保管していただくことが可能です。
ただ、「骨壷を見るたびに悲しくなる」「いかにも骨壺という姿では来客時に気になる」といったお声も多く聞かれます。粉骨をすることで、ご遺骨がさらさらとしたパウダー状になり、大きな骨壷もコンパクトなものに移し替えることができます。
これにより圧迫感が軽減され、お部屋の雰囲気にも自然と馴染みます。また、小さな骨壷やカプセルに移せば、日常的に持ち歩くことも可能になり、生前のように一緒にお出かけすることもできます。
「より近くで、自然に供養したい」と願うご家族様にとって、粉骨は心の整理をサポートしてくれる選択肢のひとつです。 -
Merit2 より早く、
自然へ還すことができる自然の中でのびのびと過ごすのが好きだった子を、思い出の場所へ散骨してあげたい・・
そんな想いから、散骨を希望されるご家族様が増えています。遺骨の一部を手元供養としてミニ骨壷やカプセルに残し、残りを自然に還すという形も一般的になりつつあります。
散骨のタイミングは、49日や一周忌、数年後など人それぞれ。ご家族の気持ちに区切りがついたときで構いません。また、お庭に埋葬する際も、動物に掘り起こされる心配や将来的な土地の売却を考慮すると、粉骨してからの埋葬の方が安心です。粉骨することで、より自然に、そして安全に、大切な子を送り出すことができます。
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Merit3 様々な供養に対応でき、
将来の選択肢が広がる「この子のお骨を、将来どうしてあげればいいのだろう…」
時間が経つほど、供養の在り方について迷うご家族様は少なくありません。今はまだ決断が難しくても、粉骨をしておけば、のちの散骨や埋葬といった選択もしやすくなります。また、多頭飼いされていたご家庭では、粉骨によってコンパクトに保管できるため、歴代の子たちを一つの場所にまとめて手元供養することも可能です。
スペースに制限がある納骨堂を利用する場合にも、粉骨はとても有効です。 -
Merit4 災害時にも安心。持ち運びやすく、
守りやすい供養のかたちたくさん撫でて、抱きしめて、一緒に過ごした大切な存在。
その遺骨には、特別な想いが込められています。「かけがえのないお骨を粉にするなんて…」と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、地震・台風・水害など、自然災害が多い日本において、いざというときに遺骨を安全に持ち出せる状態にしておくことも、ひとつの備えになります。
粉骨をしておけば、かさばる骨壷を小さく軽量化でき、避難の際にも持ち運びやすくなります。割れにくい金属製や木製の容器を選べば、より安心です。また、粉骨によって骨壷のサイズが小さくなることで、収納や保管の選択肢も広がります。いざという時も、大切なお骨を守りやすい形にしておくことができます。
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Merit5 カビの心配を軽減。
しっかり密封して清潔に保管「遺骨にカビが生えたらどうしよう・・・」と心配されるご家族さまは少なくありません。
実際には、極端な温度差や高湿度を避ければ、遺骨にカビが生えることはほとんどありませんが、それでも不安が残る方には、密封管理がおすすめです。粉骨をすることで、粉状になった遺骨を小さな密閉容器やパックに入れることができ、空気や湿気との接触を最小限に抑えることが可能になります。
粉骨自体が直接的な防カビ対策になるわけではありませんが、「できるだけ衛生的に保ちたい」「長期間きれいな状態で手元供養したい」といった方にとって、粉骨は管理しやすい選択肢のひとつとなります。